【阿波製紙】感謝の気持ちを胸に

2012年4月26日

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  ■ AWA PAPER NEWS ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
 ┃                                                                
 ┃       機能紙・不織布の共同開発メーカー 阿波製紙株式会社        
 ┃                    vol.88 【 2012/ 4 / 26 】        
 ┃                                        
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  http://www.awapaper.co.jp/ 

 ┌──┐
 │目次│   
 └┬─┘      
  ├ 01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
  ├ 02:[二 ュ ー ス] 本社事務所本館 落成式
  ├ 03:[二 ュ ー ス] 「とくしまマラソン2012」に参加及び広告協賛
  ├ 04:[二 ュ ー ス] 定年退職者に感謝状を贈呈
  ├ 05:[二 ュ ー ス] 人事異動のお知らせ
  ├ 06:[二 ュ ー ス] 平成24年度新入社員 入社のご案内
  └ 07:[シ リ ー ズ] 技術者のエスプリ
            (第31回:リバース・ブレインストーミング)
                       
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┃ ■  ご 挨 拶 ■
┃――――――――――――――――――――――――――――――――――
┃ 感謝の気持ちを胸に
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                                                   取締役社長 三木康弘


 徳島の桜はすっかり葉桜となってしまいましたが、東北地方や北海道へと順
次満開の季節が北上しているとのことで、東日本大震災の復興に向けても明る
い話題を提供してくれています。
 先日の日曜日は、春の嵐とばかりに激しい風と雨の中、名物イベントとなり
ました徳島マラソンが1万人規模で開催され、当社からは22人のランナーと
多くのボランティアが参加しました。

(「とくしまマラソン2012」に参加及び広告協賛)
 ⇒ http://www.awapaper.co.jp/company/news223.html

 コース沿いの各給水所には中高校生のボランティアも大勢参加され、大きな
声援を送ってくれました。沿道には合羽で身を包んだ応援が続き、小さな子供
を連れ家族揃って応援してくれる姿も多く、こんな風雨の中なのにと感動し励
まされました。ランナーと応援の人たちの心が一体となることで、素晴らしい
タイムも生まれ、大成功がもたらされるのだと実感しました。

 どんなことも、一人や一企業でことを成し遂げられることはありません。去
る23日に当社徳島工場内に本社事務所の落成式を行いました。頂いたご挨拶の
中には、今から93年前1919年の初取引内容の披露がありました。わざわざ書庫
を探って元帳を調べてきて頂いたのです。感激と共に創業以来本当に多くの方
々による支えのお陰で今があることを実感しました。

(本社事務所本館 落成式)
 ⇒ http://www.awapaper.co.jp/company/news222.html

 これまで関わって来て頂きました皆々様への感謝の気持ちを胸に抱き、100
年後に振り返れるような年となれますよう、新年度の目標に全社員心を一つ
に取り組んでまいりたいと思います。



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┃ ■ 今月のトピックス ■
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 │■ トピックス 1 本社事務所本館 落成式
 ├─────────────────────────────────
 │平成24年4月25日(水)
 │ 当社は、4月23日に本社事務所本館落成式を執り行いました。
 │ → http://www.awapaper.co.jp/company/news222.html
 └─────────────────────────────────

 │■ トピックス 2 「とくしまマラソン2012」に参加及び広告協賛
 ├─────────────────────────────────
 │平成24年4月25日(水)
 │ 当社は、4月22日に開催された「とくしまマラソン2012」に参加及び
 │ 広告協賛しました。
 │ → http://www.awapaper.co.jp/company/news223.html
 └─────────────────────────────────

 │■ トピックス 3 定年退職者に感謝状を贈呈
 ├─────────────────────────────────
 │平成24年4月4日(水)
 │ 当社は、3月31日に本社にて、定年を迎えた12名の方へ感謝状を贈呈いた
 │ しました。
 │ → http://www.awapaper.co.jp/company/news221.html
 └─────────────────────────────────

 │■ トピックス 4 人事異動のお知らせ
 ├─────────────────────────────────
 │平成24年3月30日(金)
 │ 当社は、4月1日付で人事異動を行いましたので、お知らせいたします。 
 │ → http://www.awapaper.co.jp/company/news220.html
 └─────────────────────────────────

 │■ トピックス 5 平成24年度新入社員 入社のご案内
 ├─────────────────────────────────
 │平成24年3月30日(金)
 │ 当社は、3月26日に平成24年度の新卒採用として、大卒2名、高卒5名の
 │ 新たなメンバーを迎え入れました。
 │ → http://www.awapaper.co.jp/company/news219.html
 └─────────────────────────────────



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┃ ■ シリーズ ~ 技術者のエスプリ ~ ■
┃――――――――――――――――――――――――――――――――――
┃  ~ 第31回:リバース・ブレインストーミング  ~
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                              取締役常務執行役員  濱 義紹


 ビジネスの世界では、問題解決、アイディア出しの場面になると、すぐにブ
レインストーミングに依存する傾向が非常に強い。現在、ブレインストーミン
グは世界中でほぼ普遍的なビジネス手法として定着している。
 ほとんど情報のない状態でも、全員参加でブレインストーミングをすれば何
か有益なものが引き出せると考えている人が多く、コンサルティングの世界で
も常套手段的ツールとなっているが、その有効益性について、かねがね疑問に
思っていた。
 ブレストの議論対象の情報もバックデータもほとんど持ち合わせず、日常そ
のことについて考えてもいない人たちが何10人集まろうと、イノベーション
を起こすようなアイディアは生まれてくる筈がない。
 この疑問を解いてくれる新たな「脳モデル」によるリバース・ブレインスト
ーミングが月刊誌『クーリエジャポン2012年3月号』に紹介された。

【右脳型・左脳型の呪縛】

 ロジャー・スペリーは脳を右と左に分けるという研究で1981年にノーベル賞
を受賞した。
 右側の脳は創造的、芸術的、直感的で左側の脳は分析的、論理的、合理的で
あるという研究内容である。この分離脳モデルはあっという間にビジネス社会
に広まった。
 現在も人を右脳型と左脳型で語られる場面が日常的に見られる。
 スペリーのモデルは創造的ブレインストーミングとして世界中に普及した。
左脳をオフにし、右脳をオンにして創造的なアイディアを自由に発想させよう
とするミーティング手法である。
 この右脳・左脳の考え方は次に出てくるカンデルの「認識脳科学と記憶の研
究」で2000年にノーベル賞を受賞した「知的記憶」という新しい脳モデルに取
って代わられ、これ以降脳科学者たちはスペリーの提唱した脳の二面性説(右
脳・左脳)を受け入れるのをやめたと紹介されている。
 しかし、これだけ普及した二面性説は、一般的には納得性が高いため、血液
型信仰と同じように右脳型人間、左脳型人間という言葉が一人歩きするのでは
ないであろうか。

【マイケルポーターの競争戦略とブレインストーミング】

 ポーターの有名な「競争戦略」は、戦略的状況の分析の仕方は教えてくれる
が、何をすればいいのかという戦略的アイディアはどうやって思いつくかは教
えてくれない。
 戦略モデルから企業が応用しているプロセスはつぎのようなものである。

(1)問題を定義する
(2)基準を決定する
(3)データを集め評価する
(4)代替策をリストアップし、評価する
(5)最善の代替策を選ぶ
(6)実行し、追跡調査する

 しかし、(4)の代替策つまり何をすべきか思いつく事に関して与えられる
助言は「ブレストをしろ」であり、アイディア自体を思いつく段階は各人の発
想力に任されており、どうやって思いつくかについての助言は何もない。
 ポーターの著書の副題も「業界及び競合他社の分析手法」であり、戦略的ア
イディアを発想する手法ではないということが前出の文献では紹介されている。

【新しい脳モデル】

 ブレンダ・ミルナー、ラリー・スクワイアー、エリック・カンデルの3人が
1998年に「ニューロン」誌に出した「認識脳科学と記憶の研究」という画期的
な論文を発表したときが大きな転換点となった。
 新しい脳モデルは「知的記憶」といい、どのような思考様式においても分析
と直感が脳内で協力して働くというものである。右脳も左脳もない、学習と想
起があるだけだというものだ。それが、脳全体でさまざまな組み合わせで起こ
るという説である。

【ひらめき脳の開拓】

 月刊誌『クーリエジャポン2012年3月号』の特集『人生を豊かにする「脳」
の使いかた』の見出しは『たいしたアイディアが出てこない不毛な「ブレスト
」はもうやめよう』というタイトルである。
 そして、戦略会議の形態としてすっかり定着している「ブレインストーミン
グ」。だが、その手法の科学的根拠はすでに否定されている。「最新科学によ
る創造的な発想法とは?」と続く。
 前記の新しい脳モデルにより、発想力を高めるための方法として次の3つの
ことが提起されている。

(1)「右脳=創造性」「左脳=合理性」という古い脳モデルを捨て去る。

(2)前例を研究し、既知の事柄を冷静に組み合わせる。

  ・分類と収納のプロセスは分析であり、検索と組み合わせは直感。
  ・記憶の棚にある情報のかけらがいくつも組み合わさって新しい
   パターンが生じるときに人は「ひらめき」を感じる。これが欧
   米人の言う「アハ体験」である。
  ・知的記憶は分析と直感を組み合わせて学習と想起を行う。

(3)ミーティングには「リバース・ブレインストーミング」を行う。

【リバース・ブレインストーミング】

 誰しも経験がある「ひらめき」は、特定の問題に集中しているときではなく、
リラックス状態のときに生まれる。優れたアイディアもブレストの最中ではな
く、通勤時の車の運転中、風呂に入っているとき、床に就いたとき、休日のの
んびりしているときなどに生まれることが多い。
 このような脳の仕組みを利用して行われている方法の一つにリバース・ブレ
インストーミングがある。
 これは、リーダーがスタッフに一週間かけて思いついたアイディアをミーテ
ィングに持ってくるように言い、皆でそれを聞いて考えるというものだ。
 このような優れた実践も、右脳・左脳という誤った概念に基づいた無数の技
法の中に埋もれてしまっていると説明している。

【これからの流れ】

 知的記憶という新しい科学に基づいた手法が増えて古い理論から生まれた手
法に取って代わるであろう。
 先にそこにたどり着いた企業は明らかな優位に立てるだろうと結んでいる。

【KJ法とブレインストーミング】

 KJ法で有名な川喜田二郎氏がブレインストーミングについて昭和45年に発
刊された著書「発想法」の中で触れている部分がある。
 オズボーンが創り出した会議の方法で、問題解決のために新しい発想、アイ
ディアを作り出すために考えられたものであり、守るべき次の4つの注意があ
る。

 (1)同席する他人の意見を批判しない
 (2)自由奔放に意見を述べよ
 (3)できるだけ多量のアイディアを出せ
 (4)結合発展

 ここで(1)、(2)、(3)は川喜田二郎氏の野外活動における探検の精
神と同じであると述べている。
 しかし、ブレインストーミングの最大の欠点はいくつものアイディアを、た
だ列挙してチェックリストにし、次いでそこに枚挙しているアイディアがよい
アイディアかどうかシラミつぶしに当たっていく方法である。よいと思われる
ものだけを残していくというアメリカ的な方法である。何らかの意味ある構造
に組み立てられなければならないと批判している。
 出されたアイディアから統合を見出していくのに使うのがKJ法であると述
べている。
 さらに「続発想法」では戦後の民主主義の精神が当時、行き過ぎた多数決主
義になっていたのか、少数意見も重んじるという精神で、少数意見は「一匹狼」
の意見として残す手法も取り入れている。

【NM法】

 KJ法にも取り入れられている中山正和氏のNM法がある。
 川喜田二郎氏のKJ法に関心を持った中山正和氏がアメリカのシネクティク
スとKJ法との接点で考案したものがNM法でありKJ法にも取り入れられてい
ることが、川喜田二郎氏の著書「知の探検学」の中で述べられている。
 中山正和氏自身は「創造とは、アイディアを出し、そのアイディアを社会に
役立てることである」と定義している。NM法のアプローチの方法は弁証法に
よるものであり、仮説設定の技法であると説明している。そして、KJ法A型
図解とやり方が全く逆であるとも述べている。詳しくは中山氏の著書を参照さ
れたい。

【マインドマップ】

 2006年のニューズウィーク誌で、ビルゲイツが語った「マインドマップ的な
思考が世界を牽引する」という記事がクローズアップされた。
 マインドマップは40年ほど前にイギリスのトニー・ブザン氏によって原型が
作られたものである。
 現在世界の150ヶ国に普及し、日本はこれから広がろうとしている思考ツー
ルである。
 答えのない時代を全能思考で乗り切るために、思考プロセスつまり見える化
したものであると紹介されている。
 マインドマップについて発明者のトニー・ブザン氏は「頭で発想が浮かぶ様
子を写したものである」とインタビューに答えている。
本物とまがい物があるため、あくまで正しい基礎を身につけることが必要のよ
うである。

 過去に試行錯誤されてきた問題解決法が世の中に多数存在するが、有効な方
法を見つけ定着していかねばならない。これからは、会議法であるブレインス
トーミングの発展型リバース・ブレインストーミングと併せて、現場重視の野
外科学から得られた取材データ・情報を活用し、KJ法やNM法やマインドマ
ップなど完成度の高いツールを駆使した創造活動で、自らの未来を作り出して
いかねばならない。


《引用文献》
 ・「COURRiER JAPON(クーリエジャポン)Vol.088」 2012年3月号 講談社
 ・発想法 川喜田二郎 1967年 中央公論社
 ・続・発想法 川喜田二郎 1970年 中央公論社
 ・知の探検学 川喜田二郎 1977年 講談社
 ・NM法のすべて 中山正和 1978年 産業能率短期大学出版部
 ・マインドマップが本当に使いこなせる本 遠竹智寿子 2008年
  アスキー・メディアワークス 



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