変化への適応

2012年11月22日

社長メッセージ

変化への適応


取締役社長 三木 康弘

 紅葉の色が変わるように、日本の政治も漸く変化の動きが出てきました。野田総理は、「近いうちに」の約束を果たすべく解散を宣言し衆議員総選挙態勢に突入しました。先の選挙結果が日本の経済、外交、防衛にどのように影響を及ぼしたのか、国民は自らの責任で総括し次代の政権を選択しなければなりません。政治家には政策をできる限り判り易く説明し、国民全体で目指す日本の姿を決められるように導いて頂きたいと思います。

 世界経済の動向や中国とのビジネス環境がどのように変化しても、国の政策に合わせながら、企業は環境に適応していかねばなりません。当社はこれまでの歴史を振り返り、感謝と今後の社業発展の決意をこめて去る11月9日に恒例の稲荷神社祭を催しました。続いて未来に向けてどのような市場の動きにも敏感に対応し、全社員が経営感覚を持って取り組む「アメーバ経営」の実践に向けてキックオフ大会を実施致しました。

(平成24年度稲荷神社祭ならびに創立96周年記念式典開催)

http://www.awapaper.co.jp/news/news_20121109_news237.html

(アメーバ経営キックオフ大会開催)

⇒ http://www.awapaper.co.jp/news/news_20121121_news239.html

 アメーバ経営は会社を小さな組織に分け、そのリーダーが部門利益の最大化を目指しつつ他部門との調整を図り、結果として全体最適を作り出す仕組みであり、社員一人ひとりの成長を目指していくものであります。そしてそのことが、会社の継続的な成長・発展につながっていきます。

 先行き不透明な状況の中で不安を解消するのは、人より多く研鑽に励み継続することと、今在る事に感謝する心を持つことだと信じます。全社員で心を高め一致団結して社会に貢献できる「ものづくり力」を磨き、変化に適応して参りたいと存じます。


今月のトピックス

アメーバ経営キックオフ大会開催

平成24年11月21日(水)

11月9日、当社はアメーバ経営導入に向けてキックオフ大会を実施いたしました。

日本赤十字社社長感謝状を贈呈される


平成24年11月13日(火)

当社は、徳島県庁において開催されました「日本赤十字社表彰式」にて「日本赤十字社社長感謝状」が贈呈されました。

平成24年度稲荷神社祭ならびに創立96周年記念式典開催


平成24年11月13日(火)

当社は、恒例行事である稲荷神社祭ならびに創立96周年記念式典を本社・徳島工場にて開催いたしました。

徳島県共同募金会会長表彰を受賞


平成24年11月6日(火)

当社は、第56回徳島県社会福祉大会において、徳島県共同募金会会長表彰をうけました。

シリーズ ~ 環境は今 ~

- 第11回:混迷する環境問題  -  取締役フェロー 濱 義紹

 1992年にブラジルのリオデジャネイロで国連環境開発会議(地球サミット)が最初に開催されてから20年になる。20年たった今年、同じリオデジャネイロで開催されるということで国連持続可能な開発会議(リオ+20)が6月に開催された。
 20年たっても中国をはじめとする新興国や途上国グループと欧米や日本などの先進国が激しく対立しており、ポスト京都議定書を巡り攻防を繰り返している。
 東日本大震災以降、復興が主命題となり、地球環境問題があまり取り上げられていないので、混迷する環境問題を今回は取り上げた。

【バイオキャパシティ、エコロジカルフットプリント、カーボンフットプリント】

 生態系から生産される供給量のことをバイオキャパシティと言い、生態系に対する人類の需要量をエコロジカルフットプリントという。エコロジカルフットプリントは1971年に地球1個分を超え、2008年には1.52個分にまで達している。
世界的な気候変動が実感され始めていることからも、これらの数字は「人類の財政危機」を表しているとまでいわれている。
 エコロジカルフットプリントに占める割合が最も大きいのがカーボンフットプリントである。そのために温暖化ガス削減が環境経営の一番重要な目標となっている。
 カーボンフットプリントとは、製品の原料調達から廃棄までに要したCO2総量のことである。CO2を軸にしたサプライチェーンの見直しは2008年に既にスタートしており、CO2という新たな経営評価軸が導入された。
 製品が販売されるまでの温室効果ガス排出量を、CO2に換算して商品やサービスにわかりやすく表示するこの仕組みは、環境問題をイメージで語るのではなく、科学的視点で議論するきっかけをつくった。

【CPP17 COP18】

 CPP17は昨年11月28日から12月9日まで開催された国連気候変動枠組条約締約国会議のことである。
 主な議題は2012年に第1約束期間が終了する京都議定書であり、日本は第2約束期間に参加しないことを表明している。
 2020年以降の対策について交渉が始められるかどうかが、今年開かれるCOP18の争点になる予定である。

【COP10 COP11】

 生物多様性条約締約国会議は、1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)で気候変動条約とともに採択された国際条約である。
 生物多様性が取り上げられており、知らないでは済まされない国内法と国際条約と取引先の調達基準がある。
 COP10は2010年に名古屋で開催され、COP11は今年10月にインドで開催された。途上国への資金の流れを、2015年までに2006~2010年の平均値で倍増するという暫定目標が合意された。誰が払うかの問題が残っているが。
 さらに、名古屋議定書発効に向けた作業の計画と重要海域リストの国連機関への提出も決定された。

【REDD+】

 森林の減少や劣化を防止することにより、温室効果ガスの排出削減を行うことをレッドと称し、それに植林や森林保全追加することにより、炭素を森林にストックするという意味でレッドプラス(REDD+)という。
 この分野は森林の定義が定まっていないこともあり、まだまだ課題を残している。

【我が国のCO2削減目標25% 1990年比のその後】

 2009年の鳩山政権時代に、国連で2020年までにCO2削減目標を1990年比で25%とすると発表した内容は国際公約であるが、東日本大震災が起きて以降、原発問題もあり正式に取り上げられてこなかった。しかし、9月14日に「革新的エネルギー・環境戦略」を政府が発表し、25%削減目標の見直しを謳っている。
 新たな環境戦略で、企業のCO2削減計画も進められるものと思われる。

《参考文献》
  ・環境ビジネス 2009年1月号  日本ビジネス出版
  ・環境ビジネス 2012年8月号  日本ビジネス出版
  ・日経エコロジー 2012年12月号  日経BP社
  ・Business i. ENECO 2011年12月号  日本工業新聞社

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