不易流行

2012年12月26日

社長メッセージ

変化への適応


取締役社長 三木 康弘

 年の瀬も押し迫り、今年の総決算と来春の準備でお忙しいことと存じます。今年も多くの方々に本当にお世話になりました。皆さまのお陰で新たなステージへと大きな一歩を踏み出した一年でございました。あらためて心よりお礼申し上げます。

年の終わりに、日本は自公連立による安倍内閣が再登板することとなりました。先の政権の残した結果を引き継いでの政策実行となります。3年3ヶ月の間に日本を取り巻く状況は大きく変わりました。リーダーは、常に変わらない基本哲学を明確に掲げながら、過去の良い事も悪い事も時代の流れに合わせてタイムリーに変化させ、より良い結果を作り出し続けなければなりません。新政権には方向性を解り易く打ち出し、英知を集めて断行していって欲しいと思います。まさに「任重くして、道遠し」であろうと思います。強靭な意志と体力をもって、命を賭しても日本の再生を果たして頂きたいと願います。

 当社のような製造業においては、産業保護を受けることは無い上に、円の為替水準は依然として高く、そのほかの競争条件も一層厳しくなってきそうです。安倍総理の指導力を期待しながらも楽観はできない状況です。時代の流れを軽視することなく、目先の流れに捉われることなく、過去に拘ることなく、未来に向け市場やお客様の声を真摯に受け止め、独創力を養い、不易流行の精神で最善を尽くしてまいりたいと存じます。
 来年もよろしくお願い申し上げます。

今月のトピックス

「平成24年度産総研本格研究ワークショップin四国」にて基調講演

平成24年12月21日(金)

当社は、2013年1月29日にサンメッセ香川で開催されます「平成24年度産総研本格研究ワークショップin四国」にて基調講演及びポスター展示をいたします。

新機能性材料展2013に出展

平成24年12月10日(月)

当社は、2013年1月30日~2月1日に開催される「新機能材料性材料展2013」の「一般財団法人四国産業・技術振興センター」のブースに出展いたします。

平成24年度稲荷神社祭ならびに創立96周年記念式典開催

平成24年12月1日(土)

当社は、2014年度新卒採用のエントリー受付を開始いたしました。

コラム

- 技術のコモディティー化対策とIPXIの誕生 -  取締役フェロー 濱 義紹

 京都の丹波口にあるリサーチパークで10月25日、26日に株式会社KRIによる「KRIクライアントコンファレンス&ワークショップ」が開かれた。
 メインテーマは「技術のコモディティー化を超えて」という、現在の日本のモノづくりの根幹に関わるテーマであった。
 今回取り上げられた対象分野は、自動車産業と共に日本をリードしてきた電気・電子関係の分野であった。新興国に追い上げられている我が国産業界が、アジア市場で現在抱えている“技術のコモディティー化を如何に克服していくか”が基調講演、パネルディスカッション、ワークショップの基本コンセプトであった。

 基調講演、パネルディスカッション、ワークショップは次のテーマであった。

≪基調講演≫
「事業戦略と技術のコモディティー化」

≪パネルディスカッション≫
(1)技術のコモディティー化を超えて
(2)国際ビジネス戦略に於ける知の攻防

≪ワークショップ≫
(1)蓄電技術のこれからの展開
   ~リチウムイオン電池のポテンシャルと将来展望~
(2)革新型電池の将来展望 
   ~新規な電極材料・電解質材料の研究開発の動向~
(3)環境、省エネ社会に貢献する最先端材料の動向
(4)来るべき有機エレクトロニクスの展望
   ~新たな市場を切り開くフレキシブル・エレクトロニクス~
(5)未来を拓くプリンテッドテクノロジー
(6)発電デバイスと蓄エネルギー
   ~次世代エネルギーシステムにおける燃料電池技術の展開~
(7)バイオイノベーション(バイオによる産業変革)の展望・展開
(8)ナノ材料開発と構造評価

 技術のコモディティー化により、韓国製品や中国製品に市場を取られつつある日本企業の対策について、今回参加したパネラーの人達の発言は次のようなものであった。
 商品は見れば真似できるので、ブラックボックス化できる製造工程に工夫が必要だと。

(1)新規設備建設の際は、製造工程を数分割し、それぞれの工程を、別々の機械設備会社に発注し、技術ノウハウ流出を防止する。

(2)製造設備の日常管理も、製造工程を数分割し、工程別に別々の人が管理し、全工程がわかる人を作らないようにし、技術ノウハウ流出を防止する。

(3)製造設備の製造工程を数分割し、工程の一部にロボットを導入し、人による技術ノウハウ流出を防止する。

(4)匠の技を必要とするメーカーは、数分割した製造工程に別々の匠を配置し、一人くらい海外メーカーに引き抜かれても技術ノウハウが流出しないようにする。

 これからのグローバル市場の事業戦略として、もう一つの大切なことの説明もあった。

 それは、知的財産の重要度が増してきたことである。
 知的財産の流れは第三世代に移っている。

 第一世代 ―― ライセンスの時代
 第二世代 ―― パテントプールの時代
 第三世代 ―― 市場取引の時代に入った

 現在、知的財産国際取引所(IPXI)が開設され、知的財産の利用権が取引の対象となってきた。
 利用権なので、パテントトロールの対象にはならない新たな公開市場が生まれた。



メールマガジンバックナンバー

ページのトップへ