職場の責任

2014年8月27日


  ■ AWA PAPER NEWS ■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
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 ┃       機能紙・不織布の共同開発メーカー 阿波製紙株式会社        
 ┃                    vol.116 【 2014/ 8 / 27 】        
 ┃                                        
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  http://www.awapaper.co.jp/ 

 
    ≪目次≫ 
       
  01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
  02:[シ リ ー ズ] 若き日の回想 (第3回:はじめての試作それは苦い経験)
  03:[二 ュ ー ス] イノベーション・ジャパン2014に出展
     
                     
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┃ ■  ご 挨 拶 ■
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┃ 職場の責任
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                                                 取締役社長 三木康弘


 広島をはじめ各地での豪雨並びに土砂災害に見舞わられた方々に心よりお見
舞い申し上げます。そして未だ行方不明の方々がいらっしゃいます。一日も早
く発見されますよう唯々ご祈念申し上げます。四国でもお盆前に大雨と台風被
害が発生しておりましたが、これまでの備えでは対応できない環境変化を思い
知らされます。また救助に向かい殉職された消防の方も居られました。痛まし
い事ではありますが、自らの使命を毅然と全うされる多くの方々に、崇敬の念
を奉じたいと思います。

 我々の平常な生活は、国や自治体の責任、職場の責任、家庭そして個人の責
任それぞれが揃って成り立っていると思います。そして其々にリーダーは任務
を背負い、ぎりぎりのところまで自身を省み、相手への思いやりをもって考え、
全力を尽くすことが求められます。

 このたび東日本大地震で被災した福島第一原子力発電所吉田所長の事故調査
・検証委員会の聴取記録が公開されるそうですが、想像を絶する危機の最前線
における貴重な実録が客観的に正しく評価され、様々な形で活かされる事を切
望します。某新聞社による偏った報道などは、誠に残念でなりません。

 「士は以って弘毅ならざるべからず、任重くして道遠し」といわれますが、
我々凡人はなかなか自分自身に打ち克ち、任務を全うできないものです。しか
し身近には小さな災難や事故は頻繁に起こるもので、当社においても生産工場
を運営していく中で常に設備トラブルや労災リスクを抱えています。

(平成26年度防災訓練 実施)
 ⇒ http://www.awapaper.co.jp/news/news_20140729_284.html

 法令順守はもとより自主点検で異常やミスをいかに迅速に捉えかつ的確に対
応できるか、行政の指導や苦い事故体験などを真摯に受け止め責任ある対処方
法の事例を積み重ねることが、広い見識と毅然とした心構えを涵養していくと
考えます。阿波製紙は地域に貢献し、社会に役立つ製品を創り出す高いブラン
ド構築を目指して参ります。

(イノベーション・ジャパン2014 に出展)
 ⇒ http://www.awapaper.co.jp/news/news_20140822_285.html



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┃ ■ シリーズ ~若き日の回想~ ■
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┃ 第3回 -  はじめての試作それは苦い経験
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               研究開発部 シニアエンジニア 高原 豊


 入社してから初めての試作は、失敗だらけでした。中でも一番印象に残って
いるのは、予期せぬ出来事、ラボ実験と本機の挙動の差が大きかったことです。
ラボでの評価試験の中に濾水時間というものがありますが、これは標準の手抄
箱で一定の容量、一定の高さの原料スラリー(原料の水分散液)を小型ワイヤ
ー上に脱水するまでの時間のことをいいます。この濾水時間がボーダーライン
より大きくなると本機では原料スラリーがワイヤー上で脱水しきれず漏れ出し
てしまうのです。ラボ試験したときの予想に反して本機試作時の濾水時間が倍
近く大きくなってしまい、ワイヤーから漏れるというよりはナイアガラの滝の
ように激しい状態になっていました。

どうしよう…このままでは、排水処理場でスラッジになるしかない。そんなこ
とを思いながら落ち込んでいましたが、製造の人たちは何とか紙を前に出そう
としてくれました。本機を一旦停止し、残っている原料スラリーをバケツに取
り、PHや薬品、定着の状態等を試験しながら何とか対処方法を見出し、本機
で紙を作ることができたのです。こんなことがあってから試作は研究一部署だ
けでなく関連部署みんなの協力があってこそ成り立つのだと思うようになりま
した。おかげさまで、勿論二回目の試作時までには、この濾水問題を充分考慮
にいれたラボ試験ができるようになっていました。

 当社では一般の製紙会社が扱ったことがないような特殊材料(機能材料)を、
大変多く扱ってきましたが、その都度思いもよらない失敗も経験してきました。
“失敗は成功のもと”という諺の如く、試作に失敗してもなんとか解決しよう
とする社内みんなの心が、多くの機能材料を扱えるノウハウを生んできたので
はないかと想うようになりました。

 次回は、私が入社から数年の時を経た試作時のエピソードについてご紹介し
たいと思います。



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┃ ■ 今月のトピックス ■
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 │■ トピックス 1 イノベーション・ジャパン2014 に出展
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 │平成26年8月22日(金)
 │
 │ 当社は、2014年9月11日~9月12日に東京ビッグサイトにて開催されます
 │「イノベーション・ジャパン2014~大学見本市&ビジネスマッチング~」
 │ の「NEDO支援先企業・研究者展示ブース」に出展いたします。
 │
 │ → http://www.awapaper.co.jp/news/news_20140822_285.html
 │ 
 │ 本展示会は、大学や公的機関等から創出された研究成果の社会還元、技
 │ 術移転の促進及び、実用化に向けた産学連携のマッチング支援を実施す
 │ ることを目的として開催されるものです。
 │ 
 │ 本年度は「知の融合~広がる未来~」をテーマに、500を超える大学、
 │ ベンチャー企業等が研究開発の成果を展示・発表します。
 │ 
 │ 当社は、軽量かつ高強度で、さまざまな部材への適用が期待される
 │ 「 CARMIX CFRTP(炭素繊維強化プラスチック)」の他、従来のアルミ
 │ ヒートシンクの1/3の軽さを実現した「 CARMIX 放熱フィン」を展示
 │ いたします。 
 │ また、12日の11時からは、NEDOブース内(NEDOシアターA)にて本製品の
 │ プレゼンテーション(20分)も予定しております。
 │ 
 │ ■ CARMIX CFRTP(炭素繊維強化プラスチック)
 │    ⇒ http://www.awapaper.co.jp/products/detail/cfrp.html
 │ 
 │ ■ CARMIX 紙製放熱シート・フィン
 │     ⇒ http://www.awapaper.co.jp/products/detail/p_fin.html
 │ 
 │ 【当社ブース】    
 │ 小間番号 EN-21
 │ 
 │ 【当社プレゼンテーション】
 │  9月12日 11:00-11:20  NEDOブース内(NEDOシアターA)
 │ 
 │ 【イノベーション・ジャパン2014HP】
 │  http://www.ij2014.com/
 │     ★HPより来場の事前登録が可能です。(入場無料)★                             
 │   
 │ 
 │「 CARMIX CFRTP 」成形品も展示しておりますので、是非、当社ブースへ
 │ お立ち寄りいただき、実際にご覧いただければ幸いです。
 │ 
 │ 皆様のご来場をお待ち申し上げております。 
 │ 
 │ 
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  最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
  ご質問、ご感想などを下記にお寄せいただけましたら幸いです。



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