炭素系粉体

炭素系粉体は、有機物を蒸し焼きにすることにより生成される粉体です。その有機物の種類や製造条件により特性の異なる炭素質となります。有機物への吸着性に優れているほか、熱伝導性、耐酸,耐アルカリ性、耐溶剤性、耐熱性、潤滑性等優れた性能を示します。非金属でありながら導電特性を有することも大きな特徴であり、未来材料として注目されています。

活性炭

活性炭は、図のように表面積を上げることにより炭素の中でも吸着性能や触媒性能をさらに向上させています。原材料としては表面積の大きいヤシ殻や、石炭、木炭等でありその種類、製造条件により吸着性能は多岐にわたっています。液層の場合は不純物の浄化や触媒として、気層の場合は臭いや有機ガスの吸着に展開できます。最近では環境負荷物質、VOC対策の課題解決にも応用が期待できます。

活性炭

木炭・竹炭

木炭や竹炭は、再生可能な植物資源です。植物としての構造が焼成後も多数の細孔として残るため、活性炭と同様に吸着機能を持っています。焼成方法や温度によって特徴的な機能を持った炭も作製可能で、今後注目される素材です。

黒鉛(グラファイト)

黒鉛(グラファイト)は、木炭や竹が非晶質にあるのに対して結晶質です。炭素が六角状に形成された構造になっており、結晶は図のように平たい鱗辺状の形をしています。熱伝導性は炭素の中でも特に優れ純度の高いものはアルミニウムに匹敵します。構造上六角平面に垂直なZ軸方向には割れやすく低摩擦効果があります。

グラファイト(黒鉛)

  

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