悠久成物

2012年10月23日

社長メッセージ

悠久成物


取締役社長 三木 康弘

 今年も野山の錦が楽しみな季節となりました。天地の営みは本当に素晴らしいと感心します。しかしその美しい日本の山々も、江戸時代前期は木を切りすぎハゲ山だらけだったようです。その後山林の伐採禁止や植林など長い年月をかけ、豊かな森林を再生しました。

 人の知識不足や身勝手な行いは、ものごとを壊したり失わせたりし、修復するのは大変なことです。それでも時間をかけて辛抱強く続けて行けば、どんな事物も成就できるものだと信じます。

 当社は創業96周年を迎え、この度東京証券取引所市場第二部へ上場することが出来ました。

(東京証券取引所市場第二部への上場に関するお知らせ)

https://www.awapaper.co.jp/news/news_20121023_news235.html

 藍という染料で栄えていた徳島が衰退していく中、地域の方々の期待と支援によって当社は設立され、今日まで永続してまいりました。その間幾多の困難や危機が訪れましたが、多くのお取引様とのご縁とご指導によって、その都度進化し成長発展してこられました。あらためて深く感謝御礼申し上げます。

 悠久は物を成す所以なりと申しますが、今後はより公の企業として連綿とした歴史を積み重ね、社会のお役に立つ独自の機能材料・商品を提供し続けてまいりたいと存じます。

 今後一層のご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。


今月のトピックス

東京証券取引所市場第二部への上場に関するお知らせ


平成24年10月23日(火)

当社は、10月23日、東京証券取引所市場第二部に上場いたしました。

徳島ビジネスチャレンジメッセ2012に出展


平成24年10月20日(土)

当社は、10月11日(木)~13日(土)の3日間「アスティとくしま」にて開催された徳島ビジネスチャレンジメッセ2012に出展いたしました。

第51回機能紙研究発表・講演会レポート

- 機能紙・新たな分野への挑戦 -  取締役フェロー 濱 義紹

 本年6月の理事会にて改選された新執行部体制の下、第51回機能紙研究発表・講演会が「機能紙・新たな分野への挑戦」という全体テーマのもとに、10月18日に福井市にて開催された。

 講演会は特別講演を含めて10テーマで行われた。
 特別講演としては機能紙業界をここまで育ててこられた名誉会長(前会長)稲垣寛氏の「機能紙50年の拡がりとその展望」という演題であった。その流れにふさわしい内容で、ソニーの酒井秀樹氏による「紙から発電するバイオ電池」という発表があった。
 その他の内容については、現在の環境問題を反映し新規化学物質に相当するものはなく、バイオ系素材の化学修飾による機能付加やナノ繊維などの物理構造による機能付加が取り上げられ、石油化学の新規化学物質にだけに頼ってきた従来型のシーズ開発から抜け出た大きな動きが始まったと感じた。

 今回の基礎研究発表テーマとしては次のようなものがあった。

(1)有機無機複合体を前駆体としたアルミナナノファイバーの形成と利用
(2)光る!高機能繊維「ハイパー銀セルガイア」
(3)紙から発電するバイオ電池
(4)透明な紙を用いたプリンテッド・エレクトロニクス
(5)印刷ペーパーエレクトロニクス
(6)TEMPO酸化パルプを用いたシート状触媒

 来年の第52回機能紙研究発表・講演会は徳島で開催されます。
 みなさん、徳島へ是非、足をお運びください。


「徳島ビジネスチャレンジメッセ2012」レポート 

- 暖かさあふれる空間 - 執行役員事業開発部長 矢野 勝彦

 毎年恒例の徳島ビジネスチャレンジメッセがアスティとくしまにて開催されました。10月11日(木)から13日(土)の3日間の開催でしたが、当社ブースには約150名あまりの方がご来場くださいました。前半の2日間はビジネス関係の多くの方から当社展示物にご興味を持っていただきました。今回のテーマが「挑戦」ということもあり、まだ開発品ではありますが、今回初めて公式にお披露目させていただいたのが短繊維CFR(炭素繊維強化プラスチック)やハイブリッドトラス(従来のハニカムコア材より力学的特性で優れる軽量トラス構造コア材)であります。

 次世代構造材として様々な用途での可能性が秘められているとの反響をいただき、多くのアイデアを頂戴することができました。まだまだ開発段階ではありますが、皆様にご使用していただく機会が一早く訪れることを切に願い商品化に向け努力して参りたいと思います。

 最後の土曜日には、ご家族でのご来場の方が多くまた違った観点からのご質問やご意見をいただきました。

(徳島ビジネスチャレンジメッセ2012に出展)

https://www.awapaper.co.jp/news/news_20121020_232.html

 ビジネスチャレンジメッセとしては、スマートハウス関連や省エネ、自然再生エネルギーなどのハイテク分野が多く展示されている反面、すぐ横では食品の試食即売や地元高校生が作った食材(特に全国で有名になった唐辛子の佃煮?「みまから」は即時完売の状況でした。)など会場はアットホームな雰囲気と和やかな空気や香りに包まれておりました。

他の展示会では味わえない徳島ならではの心温まる展示会で、閉会時は祭りの後のさびしさが滲みわたりました。


メールマガジンバックナンバー

ページのトップへ