美育、知育、体育、徳育

2017年10月27日

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 ■ AWA PAPER NEWS ■ 
                                                               
    機能紙・不織布の共同開発メーカー 阿波製紙株式会社        
   vol.154 【 2017/ 10 / 27 】        
                                       
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 ≪目次≫ 
       
 01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
 02:[二 ュ ー ス] 「徳島ビジネスチャレンジメッセ2017」に出展
 03:[シ リ ー ズ] 若き日の回想 (第41回:先生への想い)


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 ■  ご 挨 拶 ■
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 美育、知育、体育、徳育
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                                      取締役社長 三木康弘


 秋も深まり、文化芸術そして食を楽しむ季節となりました。
私は美味しい柿を頬張り秋を感じましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 政治の世界では第48回衆院選挙が22日に行われ、自公の与党が三分の二を
超える圧勝となりました。引き続き安倍「1強」体制が維持されアベノミクスが
継続されるという期待感からか、日経平均株価は過去最長16日間の連騰記録と
なりました。

 またお隣の中国では25日に、2期目となる習近平氏の「1強」政権が
発足しました。経済運営では共産党による統制がさらに強まり、市場機能の
強化とは裏腹の様相を呈しています。功罪相半ばすると思われますが、
中国経済が無理してでも成長することは世界経済が恩恵を被ります。
一方構造改革が滞り財政悪化が進むと、バブルが弾けたり、過大な赤字で
苦しむ日本の二の舞になったりする懸念があり、世界経済に深刻な影響を
与えかねません。

 加えて北朝鮮問題は日米中で共有していますが、水面下で「事後」の
朝鮮半島の枠組みが協議されているとの噂も耳にします。安倍総理が言われる
強固な国難突破体勢の速やかな構築は、経済面や外交・安全保障面ともに
強く期待されるところです。独裁の弊を心に刻み、謙虚で真摯な政権運営を
願います。

 新内閣は、持続的な成長を目指して少子化対応を前面に出し、賃上げを
通じてデフレ脱却を掲げています。賃上げは中小企業経営に負担が多いにも
かかわらず、人不足から大企業以上の実施率増加が進んできているのが実態です。
一方働き方改革で労働時間が削減され、都会ではアフターファイブの時間を
持て余す「フラリーマン」なる人たちが急増していると言います。
日本の産業競争力強化に悪循環をもたらすか、善循環をもたらすか
際どい実験になっているように感じます。

 当社においては、遅れている女性活躍推進に取り組むと共に、如何にして
社内人材が自ら学び、キャリアアップしていく様に動機付けるかを、管理者が
まず学んで貰おうと教育研修に力を入れています。そして全社員で
知識・技能・感性を高めて人間力という徳性を磨き出し、自律した会社を
目指していきたいと考えています。

 今は文化・芸術・そして食といった美を育てる最高の季節だと思います。
併せて知育、体育、徳育に余裕が出た時間は活用して欲しいものです。
国にも教育無償化という金銭的な策だけでなく、世界から尊敬される日本人を
育てるビジョンを掲げてほしいと思います。
阿波製紙は、人間力こそが企業発展の礎と信じ、義を重んじ長期的な利を
求めてまいります。



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 ■ 今月のトピックス ■
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 ■ トピックス 1  
「徳島ビジネスチャレンジメッセ2017」に出展
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 平成29年10月17日(火)
 当社は、平成29年10月12日(木)~14日(土)の3日間「アスティとくしま
(徳島県徳島市)」において開催されました『徳島ビジネスチャレンジメッセ2017』
に出展いたしました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/news_20171017_364.html
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 ■ シリーズ ~若き日の回想~ ■
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 第41回 - 先生への想い
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                      研究開発部 高原 豊


 新入社員研修が終わり研究部へ配属された頃には、基礎知識や
技能習得のためにパルプ試験の予定が入っていました。先輩から言われるままに、
色んなパルプを揃えました。例えば木材からは針葉樹と広葉樹のパルプ、
綿花からとれるリンターパルプ、サトウキビではバガスパルプ、麻からは
麻パルプ…などで、とにかく木材以外の植物(非木材)の種類が多いのには
驚きでした。
 歴史をひも解いていくと、日本古来の和紙に使う楮(こうぞ)や
三椏(みつまた)の樹皮は非木材です。更に遡って、紙の実用化発明をした
蔡倫は麻のボロきれや樹皮などを原料にし、またペーパーの語源となった
パピルスもナイルの畔に生えるパピルス草を原料にしていて、これらの
原料もやはり非木材なのです。

 ではいつ頃、木材が主役になったのか?…それは欧州の産業革命さなかの
19世紀半ば頃のことです。1900年余りに亘って手漉きが行なわれてきた
紙作りですが、相次ぐ抄紙機の発明によって、19世紀初め頃には実用機が
完成し連続的に安く紙の大量生産が可能になりました。
 初めのうちは非木材の麻や綿のボロを集め原料として使われていたようですが、
直ぐに大量生産に追いつかなくなってしまいました。それに、新聞の大衆化や
家庭紙の普及等によって紙の需要はますます増大するばかりでした。
そういった背景の中で、大量に存在する木材を使って機械的に製造する
(※1)木材パルプが発明されました。この発明によって19世紀半ばには
木材パルプの大量供給が可能になり、ついに主役の座が巡ってきたのです。

 時は流れ配属されてからおよそ数年が経ち、関心のある原材料は
合成繊維、無機繊維、無機紛体、添加薬品等へ移っていきました。
木材パルプはというと自分の頭の中の記憶リストからいつの間にか
消滅してしまいました。或る日、製造部長のところへ開発品の相談にいったとき
“パルプの種類を替えたらどうなの?”とのコメントをいただきました。
意味が良く理解できずにボーっとしていると、専門担当に聞いてみようと
資材課長を呼んでくれました。資材課長は、樹種によってパルプの繊維長や
壁厚さが違うことや、パルプの品種によって樹種の種類や配合割合が
違うこと等を、黒板を使って丁寧に教えてくれました。周りを見渡すと、
製造部長もそこに居合わせた他の連中までも熱心に手帳にメモっていました。
その光景を見ていると、“教える側も聞く側もそこには隔たりなどなく…、
誰もが先生、そして生徒なんや!!”そう想えてならなかったです。

 針葉樹パルプと広葉樹パルプの違いくらいは既に知っていましたが、
先生のお蔭で同じ針葉樹パルプでも樹種によって様々な特徴を
持っていることが分り、改めて木質パルプに関心を持つようになりました。
例えば、繊維が太くて超長いパルプや繊維のツラの皮の硬いもの、
風合いがソフトでしなやかなもの等です。次回は続編で再度関心を
持つようになった木質パルプのエピソードをご紹介していきます。
来月号も宜しくお願いします。


(※1)木材パルプ 
最初に発明されたのは砕木パルプ(GP)と呼ばれ、砕木機により
木材を磨砕して製造したもので、繊維以外の不純物(リグニン等)も多く、
木材の色素が残って茶色くみえます。



最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
ご質問、ご感想などを下記にお寄せいただけましたら幸いです。



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