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【2020年7月号】デジタルトランスフォーメーション

メールマガジン

≪目次≫ 
       
 01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
 02:[ コ ラ ム] フィルターメディアと環境改善
 03:[二 ュ ー ス] 令和元年度「気候変動アワード」受賞

【 ご挨拶】
デジタルトランスフォーメーション  代表取締役社長 CEO兼CIO  三木 康弘

 長い梅雨が続き、各地でこれまで経験の無いような水害が発生しております。被災されました方々には、心よりお見舞い申し上げます。またwithコロナの生活も長くなって来ました。スポーツを始め各種イベントも、ウイルス対策を万全にしながら開催され始め、恐る恐るではありますが新たな日常をつくり始めつつあります。経済再生のために国内移動も緩和されて来ましたが、感染拡大第2波が大きくならない事を祈るばかりです。

 新たな日常と言えば、会議や商談に於いてのオンライン活用はすっかり定着し、移動時間を有意義に活用できるなど、デジタルトランスフォーメーション(以下DX)が身近に感じる様になりました。もっとも当社では緒に就いたばかりで、ネット端末やインターネット環境など先ずはデジタル機器の実装からスタートし、様々な便利なソフトを使いこなす挑戦が続いています。予てからIoTやRPAの推進、QRコードのグローバル連携等に加えてAI活用も検討をしてきましたが、戦略的一体活用には至っていません。

 外部環境が追い風となってきた今が、デジタル化による革新の推進を組織的に行う機会到来と思い、新たな営業支援システムも導入することとしました。するとそこで大事なことは、いかに「お客様の良さを知る」「新たなサービスをお客様に提供する」という視点を持ち、デジタルに頼り切らない真の営業革新を深く考える好機とする事だと気付きました。
 つまりDXとは、企業を変革させてお客様と共に繁栄していく姿をつよく描く感性と情熱が肝要で、新たな成長のビジョンをつくる事の様に思えて来ました。「人にして遠き慮りなければ、必ず近きに憂いあり」とある様に、将来ビジョンを明確化して社内外の関係先との様々な擦り合わせやご協力をお願いしながら、変革を進めて行きたいと思います。

 厳しい状況が続きますが、全社一丸となって「売上最大経費最小」を実践し、利益を上げて新たな挑戦を行い、社員の物心両面の幸せを図る事が経営の責任であります。
 情報デジタル化の推進責任者もトップが担い、新たな事業機会を活かし業務効率の最適化を追求し、コロナ禍を転じて福と為すよう努めて参ります。今後ともご指導宜しくお願い申し上げます。

【コラム】
フィルターメディアと環境改善   執行役員 フィルターメディア事業部長 小松 宗彦

 フィルターメディア事業部は、弊社の拠点がある日本・タイ・中国で生産したエンジン用濾紙、産業用濾紙など各種フィルターメディアを世界に向けて販売しています。

 自動車業界は今、100年に一度の大変革と言われています。
 弊社のエンジン用濾紙も、市場への参入から約60年が経過していますが、EV化によって今後必要でなくなっていくのではないか?という声をお聞きすることがあります。
 自動車から排出されるCO2削減のために今後EVの開発・普及が進んでいくことは事実ですが、世界的に見ても火力(石炭・石油・天然ガス)による発電割合が高い現状において、EV化だけが解決の全てだとは今の所言い切れません。
より効率的で燃費に優れたエンジン(内燃機関)技術の開発は今後も進むものと予想されます。
 その一助となるエンジン用濾紙は既存車両の交換需要もありますので今を起点にすれば今後もなだらかに拡大する余地がありますし、性能アップや環境への取り組みはこれまで以上に重要な要素となります。

 弊社では、工場での省資源・省エネルギー・廃棄物削減・原料の再利用等の取り組みはもちろん、製品では排ガス規制に対応する高性能フューエル濾紙等の開発及び生産を行っております。
 またSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献するFSCマルチサイト認証を弊社グループとして取得、責任ある森林管理がされた木材原料を使用したエンジン用濾紙の開発・生産・販売を行っております。

 さらには新しい取り組みとして「濾材のハイブリッド化」を目指し、異なる濾材それぞれのメリットを活かせる積層技術により、環境に配慮した製品づくりや高いお客様の要求に沿った製品を開発し、市場投入を進めております。

 お客様との長期的関係づくりから始まり、これまでにない環境配慮型製品を世に出して社会に貢献していきたいと考えます。生産・研究開発・品質保証そしてきめ細かいサービスを一体化させお客様のご要望にお応えしてまいります。
 今後もご愛顧のほど宜しくお願いいたします。

【今月のトピックス】

■ トピックス 1  
令和元年度「気候変動アワード」受賞
当社は、令和元年度「気候変動アワード」受賞いたしました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/423.php