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【2023年8月号】ビジョンの共有と脳トレ

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 ≪目次≫ 
       
 01:[ ご挨拶  ] 今月の社長メッセージ
 02:[二ュース] 新小松島工場建設工事起工式について
 03:[二ュース] 「第2回 オートモーティブワールド [秋]」に出展
 04:[二ュース]  徳島県立板野高等学校の工場見学を実施
 05:[ コ ラ  ム] 初心

【ご挨拶】
ビジョンの共有と脳トレ   代表取締役社長 三木 康弘

 残暑大変厳しい日々が続いていますが、如何お過ごしでしょうか。
エアコンを適切に使い、不必要な外出を避け、クールダウンの道具などを備えて、しばらく続く猛暑を乗り切って頂くようお願い申し上げます。

 ここで一つ私事となりますが、母校野球部が107年ぶりの甲子園優勝を飾り、同窓生と共に歓喜の声を高らかに上げさせて頂きました。
そして手前味噌的な話になりますが、「エンジョイベースボール」という言葉に表された勝利の秘訣の話をさせて頂きたいと思います。
代々受け継がれる心の底から野球を楽しもうというチームモットーですが、単にその場を楽しむという事ではないそうです。
「スーパーブレイントレーニング」と呼ばれるメンタルトレーニングは、試合前にベストなプレーと最悪な事態をそれぞれイメージしておき、どんな展開になったとしても「すべて想定内」と割り切り慌てず平常心でのプレーができるようにするものだそうです。
また嬉しい時などに片手の指3本を立てる「ナンバーワンポーズ」は、繰り返すことでポジティブな感情を思い出し、ピンチの場面でも脳から前向きな精神状態を作り出すことができるといいます。
いずれも苦しい場面で平常心を保って打開策を見いだす心の持ちようを脳から鍛えるためのものだといいます。

 これらの事は、我々企業活動の中で厳しい環境下に在っても、大きな困難に遭遇しても、思うような展開が出来なくとも、障害を克服し、問題を解決し、新たな道を探り、目標達成に突き進む力と相通じるものがあるように思います。事業計画立案時には最悪を想定したシナリオを描き、それでも耐え抜く姿を明確にイメージしつつ、理想の姿も詳細に描き目標として前進していく事が肝要と思います。

 今年の1月に当社も社運をかける大きな設備投資計画を発表しました。
様々な関係者と計画を煮詰め調整し、この度起工式を執り行うことが出来ました。

(新小松島工場建設工事起工式について)
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_20.php

 引き続き関係者のご協力を仰ぎながら、理想の工場建設を行っていきます。
しかしながら、今後さまざまな国際情勢や市場環境変化があると思われますし、自然災害も降りかかる事と思われます。そんな中でも私たちは業界世界一のビジョンを共有し、一丸となって前進していきたいと存じます。
変わらぬご支援とご協力を切にお願い申し上げます。

 【今月の二ュース】 

■ 二ュース 1  
 新小松島工場建設工事起工式について
当社は、8月29日、徳島県小松島市の新工場建設予定地にて新工場の起工式を執り行いました。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_20.php

■ 二ュース 2  
 「第2回 オートモーティブワールド [秋]」に出展
 当社は、2023年9月13日(水)~9月15日(金)に幕張メッセにて開催されます「第2回 オートモーティブワールド [秋]」に出展いたします。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/2.php

■ 二ュース 3  
 徳島県立板野高等学校の工場見学を実施
当社は、阿南事業所にて、7月28日に徳島県立板野高等学校の教職員・PTA保護者の工場見学を実施いたしました。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_19.php

【コ ラ ム】
  初心     取締役常務執行役員東京支店長 三木 悠太郎


 6月末より東京支店長に着任している三木悠太郎です。
 着任から2か月が経とうとする中、徳島に拠点を置きながら、徳島東京間を往復する生活にもようやくリズムを掴めてきました。

 徳島東京間はちょうど一時間ほどであり、頭の整理やタブレットでの資料の確認、読書等飛行機での移動で必然的に生まれる独りの時間のありがたみを感じるこの頃です。時に、仮眠に最適な時間であることも間違いないでしょう。

 このような移動機会の増加は、5月にコロナウイルス感染症が5類に移行されたことが、大きな要因であることは間違いありません。
移動だけでなく、夏の暑さも本格的になってきたことからマスクの着用率も低下し、対面での訪問や、懇親会も開催されるようになり、段々とコロナ禍前に戻ってきていることを実感しております。特に対面でのご訪問の機会の増加は、営業活動の再加速の狼煙となっております。

 一方、徳島東京間を移動する生活の中で未だ慣れないものが、子供の成長です。2歳になる子供の成長は非常に早く、日々の成長ですら目を見張るものがありましたが、一週間も目を離すと言葉の吸収速度や裏表のない意志の表明や懸命な意思疎通など、書ききれません。
 また大人から見ると単調なことや、単純なことであっても、子供は目を輝かせながら飽きもせず繰り返し、更には大人が予想していなかったアイデアやそれはダメだろうと思うことでも可能性を追求し、成し遂げることもあります。

 このような日常に新たな意気込みを感じる中で、自らを振り返る瞬間が度々あります。日常の仕事や会議に時間を費やし一日が飛ぶように過ぎ、一週間も気づけば終わろうとし、気が付けば一年の折り返しを目の前にし、年を重ねていく。一日の長さが年を取るにつれて短くなるのは、未知のものが減ると同時に好奇心が薄れていってしまうこと、僅かな可能性を追い求めなくなってしまうことも要因の一つと言われています。
 子供から学ぶことは多々あり、今この瞬間に与えられている役割や環境、目の前にある課題や未来への課題に好奇心、もしくは可能性への探求心をもって取り組めているのか、日々反省しなければなりません。

 少し自身から視野を広げ、東京支店、ひいては営業部門を見てみますと、当社の日常の営業活動を見直す余地はまだまだあり、日々改善に取り組んでいると共に、既存商材や技術、強みを新たな角度から見直し展開を進めています。
 現状の商材の用途展開ではなく、現状の特性の用途展開、と同じことであっても考え方を変えてみると、見えるものが変わってきます。
 過去からの脱却や固定観念の払拭には、直面した問題に対する好奇心と解決策を見出せる可能性への探求心が不可欠でしょう。
 一見関わりのない分野や過去の失敗事例をどれだけ多角的に見つめることができるかが、見落とされてきたニーズを見出し、新たなニッチ市場を見つけ進出できるかに繋がります。

 不易流行という言葉がありますが、当社は紙の可能性を追求し多様な機能材との新結合と環境との調和を目指しながら、お客様にとって最適なものを供給していくこと、を不変の軸として営業活動を行っております。
 そして当社の強みの一つが、お客様のご要望に対する営業研究一体となって取り組む「共同開発力」です。

 お困りごとや紙の可能性にご興味がある際は、当社にお問い合わせいただき、是非対面での熱意に触れて頂ければ幸いです。