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倦まず弛まず

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≪目次≫ 
       
 01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
 02:[二ュース] 「The Battery Show Europe 2024」に出展
 03:[ コ ラ ム] パラドックス思考について

【ご挨拶】
 倦(う)まず弛(たゆ)まず  代表取締役社長 三木 康弘

新緑の紅葉が映える過ごしやすい気候が続いています。
今月ぐらいから昨年度を振り返る総会シーズンが始まり、多くの方と集い様々なお話を聞く機会が増えてきました。円安が続く中で長期金利は1%を超え、多くの企業で大幅な賃上げも実施され、いよいよ日本もインフレが常態化しそうです。
政府の後押しもあり、緩やかな景気拡大が期待されるところでありますが、隣国中国経済の低迷とそれに伴うデフレ輸出の影響が世界に不透明感を与えています。
一方、生成AIの普及にともなう利便性が広がり、データセンターなどの関連施設の増設が一気に進み、電力需要も伸びていく事が予想されています。
再生可能なエネルギーや蓄電などインフラの整備も進んでいき、スマートな社会変革が急速に進んでいく事が予想されます。
そんな中政府は、地域経済を牽引する役目を期待し、従業員2千人以下の中小企業をのぞく会社を中堅企業と定め、幾つかの支援策を準備しています。
賃上げや設備投資を税制面から後押しすると同時に、中小企業政策の壁を突破してもらうマインドセットを期待するとのことです。

当社は、10年先を見据えた会社の基盤を構築するため、第4次中期経営計画(2024年4月~2026年3月)を策定しました。
テーマは、事業構造改革の推進と経営基盤の強化です。
現在建設中の湿式不織布製造工場をフル活用するなどにより基盤商品を揺るぎないものとし、徳島工場をリストラクチャリングし、新機能材の開発と市場投入に注力します。
併せて人的資本を中心とする知的資本フル活用のため、充実した投資を実施していく計画です。

(新中期経営計画策定のお知らせ)
→ https://ssl4.eir-parts.net/doc/3896/tdnet/2450944/00.pdf

企業の成長と社員の成長はまさに合一であり、社会の発展とも一致すると考えています。
倦まず弛まず、心を引き締めて努力を続けていきたいと思います。
ご指導ご鞭撻宜しくお願い致します。


 ■ 今月の二ュース ■

■ 二ュース 1  
 「The Battery Show Europe 2024」に出展
      
当社は、6月18日(火)~20日(木)、ドイツ・シュトゥットガルトで開催される「The Battery Show Europe 2024」に出展します。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/products/the_battery_show_europe_2024.php
 

■ コ ラ ム ■

パラドックス思考について        事業開発部 開発営業課 シニアエンジニア 伊月 義則 


今回は、パラドックス思考について書きたいと思います。
現代は、多くの技術・情報に溢れ且つ物に溢れ、多様な人種・考え方に基づく価値観、さらには地球環境の変化により今後何が起こるか予測もできない「VUCAの時代」と呼ばれ、我々自身も、日々の企業活動で、二者択一の早期判断が問われる環境に置かれています。

※VUCA:Variability:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性

VUCAの時代には、「パラドックス:矛盾」があり、課題に対する対策を考える際に、一見すると正しそうに見える前提から考えを押し進めた結果、矛盾した結論が導かれる場合があり、容易に判断が行えません。
これら矛盾を紐解き、正しい判断を行う必要があります。
「パラドックス思考」は、課題解決を行う際に生ずる矛盾に満ちた現実において、判断を行うべき課題への向き合い方や対処法について生み出された手法であります。

パラドックス思考を活用することにより、問題の背後にある「感情パラドックス」が理解でき、問題を編集することで新たな解決策が見出され、解決活動をより創造性がある活動に導けることができる為、最大の効果を得ることが可能となります。


「感情パラドックス」は、大きく5つのパターンに大別されます。

(1)素直⇔あまのじゃく(本心に基づく素直な要求/本心に反する天邪鬼な要求)

(2)変化⇔安定(現状を変化させたい欲求/現状を安定させたい欲求)

(3)大局的⇔近視眼的(俯瞰・大局的な欲求/近視眼的な欲求)

(4)もっと⇔そこそこ(もっとプラスしたい欲求/そこそこに抑えたい欲求)

(5)自分本位⇔他人本位(自分の視点に基づく欲求/他人の視点に基づく欲求)

まず、生じた問題を上記のいずれのパターンに当てはまるかを理解し、どうすれば二つの相反する事実を両立させられるかの真の解決法を見出し、これまでの固定観念を打ち破る方針を加えることで、より創造性ある改善活動に繋げることができます。

言葉で示すことは、単純そうに聞こえますが、行うには非常に多くの前提条件を協議する等の作業が必要となり、結論出しに手間と時間を要する為、次に私なりに理解した「パラドックス思考」事例を下記に示します。

ある商品Aの販売促進を考えている際に、顧客の声を鵜呑みにした判断事例では、「もっと便利な製品が欲しい」、「自分で選ぶのはめんどくさい「良いものを長く使いたい」の直接の声を反映した判断に基づく行動を起こしがちですが、顧客の声の裏にある真の声「不便な製品にこそ愛着がわく」、「自分で選んだ感覚も欲しい」「長く使っていると飽きてしまう」まで顧客の裏の声までくみ取り、「感情パラドックス」が両立できる思考まで、深堀することで、結論として「顧客選択型の商品販売」との方針に切り替えることで矛盾を両立させることができたなどが事例として挙げられます。

更に、"常に顧客と寄り添い顧客の生活を豊かにする"などの行動指針を加えることで、営業マン個々人の創造性まで沸き立たせることが出来、結果、受け身の営業活動から対話型の双方向型営業に転じる等、行動変容にも繋がることが期待されます。

このように現代では、多くの情報や矛盾に満ちた問題にあふれていますが、「パラドックス理論」を活用することで、二律背反から二律両立に転じる対策を見出すこともできるかもしれません。水と油、一見相反するものに捕らわれがちですが、KAMIでの発想は自由であり、各素材の持つ機能を掛け合すことで、矛盾を両立させることもできるものと考えております。

当社では、これまで顧客密着をモットーに機能商品を提供して参りました。
日々変化する様々な課題に「KAMIにできないものはない」の気持ちもって、お客様の暮らしを豊かにする商品、さらにはお客様の創造を超える紙を、当社がこれまで培った技術や経験を活かし、お役様に喜んで頂ける商品を全社一丸で提供して参りたいと思います。

引用文献:パラドックス思考 著者 舘野泰一・安斎勇樹、発行所 ダイヤモンド社

直近では、ドイツシュトゥットガルトで開催される「THE BATTERY SHOW2024、6/18-20」にM-thermoを始めとするサーマルマネジメント材として断熱材や耐火絶縁材等を出展させて頂き、欧州地域におけるお客様へのご紹介も機会もございますので、是非お寄り頂けますと幸いでございます。

(「The Battery Show Europe 2024」に出展)
 → https://www.awapaper.co.jp/news/products/the_battery_show_europe_2024.php