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正義とは 

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 ≪目次≫ 
       
 01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
 02:[ コ ラ ム] 節目を前に
 03:[二 ュ ー ス] 第111期定時株主総会開催
 04:[二 ュ ー ス] 役員人事のお知らせ
 05:[二 ュ ー ス] 組織変更のお知らせ


 ■  ご 挨 拶 ■

 正義とは         代表取締役会長 兼 社長 三木 康弘

 日本本土各地では梅雨の真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
前半は真夏のような日々が続きましたが、恵みの雨も適度に降ってくれると、米の生育にも、渇水対策にも繋がります。
季節や天候といった自然に適応することは理にかなったことですが、人間が巻き起こす災害や厄難には抵抗していきたいものです。

 去る23日、沖縄では戦後80年目にあたる「慰霊の日」を迎え、追悼と平和への祈りが捧げられました。
 石破総理を始め三権の長が摩文仁の平和祈念公園に揃い、各地から大勢の方々が集いました。
 残念ながら高齢のため、参列を諦めざるを得なかった方も多くいらしたようで、日本各地で手を合わされていたのだろうと推察します。
そんな大切な日に合わせたように、トランプ米大統領は米軍機によってイランを空爆し、
地下深くにあると言われる核施設を破壊したと報道がありました。
一般市民の命が世界の紛争地で失われ続けている今、日本国として米国の行動に支持も非難も表明しない方針のようですが、イランやイスラエルそれぞれと関係の深い日本だからこそ取れる労を、欧州諸国と協調しながら積極的に取っていって欲しいと願います。

 「正義」という言葉があります。
しかしその定義は曖昧であり、「正しい道理」「人が守り行う正しい道義」などと解説されますが、その判断は人や状況によって異なり、絶対的ではないと言われます。
つまり自己都合で変わってしまうのです。本当に絶対の正義は無いのでしょうか。
 「アンパンマン」の作者やなせたかし氏は、正義とは単に強いことや戦いに勝つことではなく、困っている人を助けること、特に飢えている人に食べ物を与えることだと語っています。戦争が終わり、自分が信じていた「正義」が、一瞬にして「悪」になってしまうことを体験し、変わらない正義は「ひもじい人を助けること、そしてそのためには自分も犠牲にならないと、いくらか自分も傷つくってことを覚悟しないと出来ない」と体得し、自分の顔の一部をあげて食べてもらうヒーローを描き、自分の信じる変わらない正義を訴えています。

 「正」という字は、一つのところに止まると書きます。
一つとは、自分で自分を掴んで得る信念のように思います。
それは人や立場で異なるのかもしれませんが、当社は「道徳経済合一」を社是とし、事業方針やサステナビリティの取り組みを策定し、環境に配慮する機能材をつくり社会に貢献していく事を掲げています。

 この度111期定時株主総会を無事終えて、新しい体制で臨んでまいります。
今後とも変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。


(第111期定時株主総会開催)
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/111.php

(役員人事のお知らせ)
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_49.php

(人事異動のお知らせ)
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_50.php
 
(中期経営計画の進捗に関するお知らせ)
 → https://ssl4.eir-parts.net/doc/3896/tdnet/2644312/00.pdf

節目を前に  代表取締役副社長   三木 悠太郎 

 6月の終わりが近づき、本格的な梅雨の激しさを傘で受け止め、四季の移り変わりを体感するこの頃です。
 そして梅雨の時期を過ぎると、「日本の夏」と呼ばれる湿気と暑さの季節が訪れ、
身体を環境変化に適応させていかなければなりません。
学生時代に水上スキーをしていた私にとっては、日に照らされ体外が
熱くなるだけでなく、いまだに血が湧き体内も熱くなってくる季節です。

 このような季節の節目を前に、このたびの株主総会においてご承認を賜り、私事ではありますが代表取締役副社長に就任いたしました。
 とはいえ、肩書が変わったからといって、私自身の知識や経験、判断力が一朝一夕に
飛躍的に高まるわけではございません。
 これまでと変わらず、謙虚に学びを重ね、真摯に業務に取り組んでまいる所存です。

 昨今、私たちを取り巻く環境は、半年前にですら予想し得なかった出来事が次々と起こり、あらゆる市場が大きな変動期に差し掛かっています。
 お客様からのご要望や新たな市場のニーズも日々変化しており、従来の価値観や対応スピードでは、時代の変化に取り残されかねない状況です。
 四季の移ろいに心を留める余裕すらない中、私たちはこれまで以上のスピード感と柔軟性をもって判断を下し、新たな価値を提案していかなければなりません。
これからの未来を切り拓くためには、今この変革の時をいかに乗り越え、新しいモノや価値を創出していくかが重要であり、今後の10年はまさに企業としての真価が問われる正念場になると感じております。
こうした中で、私たちが提供しているもの、そしてお客様に価値を見出していただいているものは、果たしてライフサイクルに基づく「プロダクト」にとどまるものでしょうか? 

 大正4年(1915年)11月10日、弊社の設立に向けた発起人会が開催され、翌年1916年2月12日に株式会社として正式に設立されました。
以来、時代の変遷とともに多くの挑戦と成長を重ね、私たちは間もなく創業110年という大きな節目を迎えようとしています。
この長い歴史の中で私たちが学んだのは、変わりゆく時代の要請や価値観に応じて、事業の形や提供する商品そのものを柔軟に適応させていくことの重要性です。
たとえ同じ商品であっても、市場やお客様のニーズ、使用目的、タイミングによって、その価値の捉え方は大きく変わってまいります。
そうした変化の中にあっても、私たちが一貫して大切にしてきたものがあります。
それは、お客様からいただいたご要望への対応力、そして高品質な製品の安定生産・安定供給という、「変わらぬ責任と信頼」の提供です。

 温故知新――故きを温ねて新しきを知る精神を礎に、長年培ってきた技術・ノウハウ・企業風土を次の時代へと昇華させ、自我作古――
すなわち自ら進んで新たな道を切り拓いていく姿勢をもって、変わらぬ価値と新しい提案の両立を目指してまいります。

 今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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 ■ 今月の二ュース ■
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■ 二ュース 1  
  第111期定時株主総会開催
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 2025年6月26日(木)       
当社は、2025年6月26日午前10時からJRホテルクレメント徳島にて
第111期定時株主総会を開催いたしました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/111.php
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■ 二ュース 2  
  役員人事のお知らせ
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 2025年6月26日(木)       
 当社は、2025年6月26日開催の「第111期定時株主総会」におきまして
 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社への移行が承認されました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_49.php
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■ 二ュース 3  
  人事異動のお知らせ
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 2025年6月26日(木)         
 当社は、2025年6月26日に、下記の通り人事異動を行いましたので、
 お知らせいたします。 
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_50.php
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 最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
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