≪目次≫
01:[ ご挨拶] 今月の社長メッセージ
02:[二ュース] 「第5回 オートモーティブワールド [秋] -クルマの先端技術展-」に出展
03:[二ュース] 日本知的財産協会 中国・四国・九州地区協議会が当社にて開催
04:[ コラム] 襷をつなぐように、世界の水を支える
■ ご挨拶 ■
世界を見つめ、歴史に学び、未来を創る
代表取締役会長兼社長 三木 康弘
熊本地震や千葉の洪水で被害に遭われました方々に、また現在も豪雨に見舞われている方や酷暑の中で過ごされている方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、世界に目を向けますと、ウクライナ情勢や中東情勢に加え、経済安全保障、エネルギー問題、AIやドローンをはじめとする技術革新など、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。
直近では米トランプ大統領が、我々の最後の希望として支援する国際刑事裁判所(ICC)への制裁や解体まで公言され、日米関係、日中関係、日ロ関係もそれぞれ重要な局面を迎えており、企業活動もこれまで以上に世界の動向に影響を受ける時代になっています。
また、日本経済においては長らく続いた円安が輸出企業に恩恵をもたらす面もありますが、輸入物価の上昇や個人消費の減退を呼び、世界的な金利上昇への懸念も出てきています。
今の行き過ぎた円安は、果たして是正されるのでしょうか。気掛かりなのは、日本人が海外へ出て学び、挑戦し、活躍する機会が減り、日本全体が内向きになってしまうことです。
日本全体がもっと世界の動きを注視することが大切だと思います。
日本の歴史を振り返れば、この国は決して内向きで発展してきたわけではありません。
古代には大陸に向け漢代から魏そして隋や唐にかけて使節を派遣し、積極的に海外へ学びに出ました。
新しい制度や文化を取り入れようとする中で激しい摩擦や大規模な内戦もありましたが、その経験を糧として、日本独自の社会や国家の仕組みを築いてきました。
近年の歴史研究では、推古天皇の功績としての十七条憲法や冠位十二階の制定など、国家の基本的な枠組みづくりが注目されています。
しかしその後、朝鮮半島で百済を支援した白村江の戦いで、日本は唐と新羅の連合軍に大敗北を経験します。
その衝撃は国家の進路そのものを変えるほど大きなものであり、歴史家の中には、第二次世界大戦の敗戦にも匹敵するような転換であったと評する方もいます。
その危機を乗り越えるため天武天皇とその妃である持統天皇の時代に防衛体制の強化や律令国家への道筋が整えられ、現在につながる国家体制の基盤が築かれていきました。
上述のように、重要な転換期において女性天皇が誕生し、ダイバーシティが力を発揮したのでしょうか。課題を乗り越え、新しい仕組みや制度を生み出してきたことは、日本の歴史が示している事実の一つと言えるのかもしれません。
日本は古代から世界へ目を向け、外からの刺激や外圧を学びと成長の機会へ変えてきたことが、日本の強さであったと思っています。
これからの日本もまた、世界の動きをしっかりと注視し、学び、挑戦する国であってほしいと願います。
そして、性別や年齢にとらわれることなく、多様な人材が能力を発揮し、新しい発想によって社会や産業がさらに発展していくことを期待しています。
私たち阿波製紙も同様です。
当社の使命は、常に新たな価値を創造し続けることにあります。
今の時代は、ダイバーシティに加え大変革の可能性を秘めたAI技術が有ります。
知識を拡張し、人の創造力や判断力を高めるため力強いサポートをしてくれます。
生産性向上だけでなく、技術開発、品質向上、お客様への提案力強化など、さまざまな分野で活用を進めていこうと考えています。
変化を恐れず挑戦すること。
世界を見つめながら未来を切り拓くこと。
その姿勢こそが、これからの日本に、そして阿波製紙に求められていると確信しています。
お客様や社会と共に、世界を見つめ、歴史に学び、未来を創って参ります。
今後とも変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
■ 今月の二ュース ■
■ 二ュース 1
「第5回 オートモーティブワールド [秋] -クルマの先端技術展-」に出展
2026年8月26日(水)
当社は、2026年9月9日(水)~9月11日(金)に幕張メッセにて開催されます
「第5回 オートモーティブワールド [秋] -クルマの先端技術展-」に出展いたします。
→https://r34.smp.ne.jp/u/No/8201498/1d5HhGBDi-gD_18456/201498_260827001.html
■ 二ュース 2
日本知的財産協会 中国・四国・九州地区協議会が当社にて開催
2026年8月25日(火)
一般社団法人日本知的財産協会の「2026年度第1回中国・四国・九州地区協議会」が当社で開催され、当社からも3名が参加しました。
→https://r34.smp.ne.jp/u/No/8201498/HaCk3fBDi-gD_18456/201498_260827002.html
■ コラム ■
襷をつなぐように、世界の水を支える
阿南事業所長 湯口 武夫
私は中学生の頃から長距離走に取り組み、高校では陸上部に所属しました。
決して突出した選手ではありませんでしたが、日々の積み重ね大切にしながら競技を続けてきました。
また、中学生から一般まで幅広い世代が参加する徳島駅伝(徳島県郡市対抗駅伝大会)については、"チーム一丸となって襷をつなぐ"という大会の魅力に惹かれ、気が付けば40回連続で出場することができました。
このような競技経験を通じて培った「継続する力」や「仲間と協力しながら目標を達成する姿勢」は、現在の業務にも大いに活かされています。
2022年5月には、阿南事業所より合弁会社であるタイ ユナイテッド アワペーパー(T.U.A.)への出向を命じられ、タイでの生活が始まりました。
現地でも健康維持のためランニングを続けていましたが、当時タイではランニングブームが広がっており、多くのランナーとの交流を通じて、人と人とのつながりの大切さを実感しました。
言葉の壁があっても、共通の趣味や目標を持つことで信頼関係を築くことができ、スポーツが国境を越えたコミュニケーションツールであることを学びました。
昨年7月に帰任後は品質保証部での業務を経て、本年4月より阿南事業所に復帰しております。
阿南事業所では、水処理分野で使用されるRO(逆浸透)分離膜用支持体紙を製造しています。
RO膜は海水淡水化設備や工業用水製造装置、飲料水製造設備などで広く利用されており、世界的な人口増加や水需要の高まりを背景に、その重要性はますます高まっています。
当事業所で製造する分離膜用支持体紙は、RO膜の性能や耐久性を支える重要な基材であり、高い品質管理技術と安定した製造技術によって世界各国の水処理市場を支えています。
近年、水資源の確保は世界共通の課題となっており、当社製品は安全で持続可能な水供給インフラの構築に貢献しています。
私自身、タイで生活していた際、水道水をそのまま飲用することが難しく、多くの人々がRO膜で浄化された飲料水を利用していることを身近に感じていました。
ランニング大会でも給水所には安全な飲料水が欠かせず、その恩恵を実感する機会が数多くありました。現在、阿南事業所で製造している支持体紙がRO膜の重要な構成材料として世界中で活用され、人々の生活や健康、さらにはスポーツ活動を支えていると考えると、大きなやりがいと誇りを感じています。
今後も、長距離走や駅伝を通じて培った継続力とコミュニケーション力を活かしながら、お客様や関係部署との信頼関係を大切にし、阿南事業所の技術や製品の価値を広く発信してまいります。
そして、水資源という世界共通の課題解決に貢献できるよう、日々の業務に取り組んでまいります。
【お問い合わせ先】
総務部 TEL:088-631-8100 FAX: 088-631-8325



