お客様の声

Vol.2

後編

製品
M-fine ユニットType051030
営業担当
阿波製紙株式会社 水環境事業部 営業設計課 原田学人

導入による明らかな変化とは? 未来につながる事業展開をこれからも共に目指していきたい

廃水や廃棄物の受け入れ量において大幅な改善が実現された

 M-fine ユニットの導入以降、放流水や廃棄物の受け入れにおいて明らかな効果が現れました。

 私たちの事業において、堆肥化施設に搬入された生ごみから出る滲出水は、発酵槽に大きな負荷を与え、さらに廃水処理においても処理困難物の1つでした。M-fineユニット導入後は、高負荷な汚水も処理できるようになったため、生ごみや果実くずなどの水分の高いものも積極的に受け入れられるようになりました。

 また、廃水処理が困難な家畜のふん尿などの受け入れも、M-fineユニット導入前は1日200Lが上限でしたが、現在はその数倍の依頼があっても対応できるようになりました。

快適な環境を未来にのこすこと。それが私たちの責務

 私たち丹野は、行政から認可を受けた計量証明事業者としても事業を展開しており、廃水・廃棄物の処理の過程で生じる放流水はもちろん、生活用水や温泉水なども含め、様々な水質分析を行っております。また、堆肥化するだけでなく、地元の伝統野菜を漬物などに加工する際に発生した野菜くずを、当社の堆肥化施設に搬入し堆肥の原料としてリサイクルされています。さらに、できた堆肥で自社所有の畑で伝統野菜を栽培し、漬物の原料として事業者に出荷する「リサイクルループ構築」への取組みにも注力しております。

 人々に快適な環境を提供し、豊かな自然を未来に残すことが私たちの責務だと、社員一同、強く自覚して日々の業務に取り組んでおります。

 しかしながら、地域と未来への貢献は丹野単独で成しえません。阿波製紙の方々とお互いの知見を共有しながら、より広く社会に役立つ事業を展開できる関係性が構築されることを、これからも切に願っております。

株式会社丹野様の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

まとめ

地域の環境保全に対する貢献を事業の主軸とする株式会社丹野様に採用いただいたことで、阿波製紙の製品の可能性は更なる広がりを見いだせました。水環境を守り続ける事業がどのような役割を果たせるのか。そのヒントが得られた貴重な事例となりました。

営業担当

阿波製紙株式会社 水環境事業部 営業設計課 原田学人

丹野様には、当社製品の利用状況について定期的に情報共有をしていただき、それらをデータ化して運転方法へフィードバックするといった連携が続いております。メンテナンスのタイミングをはじめとした有意義な情報を提供できるよう、これからも励んでまいります。

製品について

M-fine ユニットType051030

中空糸の強みである優れた容積効率と柔軟性を兼ね備えたハイブリット平膜を有する膜分離活性汚泥用ユニット。膜素材には親水性を持ったPAN(ポリアクリロニトリル)を使用しており、優れた耐ファウリング性と特許取得の独自の散気管構造が特徴である。

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