≪目次≫
01:[ ご挨拶] 今月の社長メッセージ
02:[ コラム] 日々の変化の中に、次の一歩を探して
03:[二ュース] 那賀川工業用水利水者協議会設立30周年記念式典
04:[二ュース] 森林整備及びネイチャークレジット創出に関する連携協定調印式
■ ご挨拶 ■
水の恵みに感謝し、地域とともに未来を支える 代表取締役会長兼社長 三木 康弘
このたびの熊本地震により犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表します。
また、被災された皆様ならびに関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地域の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
梅雨明け以降、各地で厳しい暑さが続き、局地的な大雨や不安定な天候も心配される季節となりました。
皆様におかれましては、くれぐれもご自愛のうえお過ごしください。
世界に目を向けますと、米国の関税政策をはじめとする通商環境の変化、国内における成長戦略や財政運営をめぐる議論、さらには為替、株価、原油価格の変動など、企業経営を取り巻く環境はなお不透明さを増しています。
こうした時代においては、目先の変化に一喜一憂するだけでなく、自社の足元を見つめ、地域や社会とのつながりの中で、何を守り、何を育てていくべきかを考え続けることが大切であると感じています。
そのような中、7月28日、阿南市のロイヤルガーデンホテルにおいて「那賀川工業用水利水者協議会 設立30周年記念式典」が開催されました。
あわせて、那賀川工業用水利水者協議会と那賀町による「那賀町ネイチャークレジット創出事業連携協定」の調印式も執り行われました。
(那賀川工業用水利水者協議会設立30周年記念式典)
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/30.php
(森林整備及びネイチャークレジット創出に関する連携協定調印式)
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_66.php
那賀川は、当社工場をはじめ下流域の工業地域を支える水源であるとともに、地域に暮らす皆様の生命や財産を守る大切な河川であります。
その上流に広がる那賀町は、町域の約95%を森林が占める豊かな自然を有しており、まさに流域全体の恵みの源であります。
下流で水を利用する私たちにとって、上流の森林、水源、そしてそれを守り続けてこられた地域の皆様への感謝を忘れてはならないと思います。
故事に「飲水思源」という言葉があります。水を飲むときは、その水の源を思う、すなわち、いま受けている恩恵の源に心を寄せ、感謝を忘れないという意味です。工業用水は、日々の生産活動に不可欠でありながら、普段はその存在を当然のものとして受け止めがちです。
しかし、ダムや堤防をはじめとするインフラの整備、治水・利水に関わる行政や地域の皆様のご尽力、そして長年にわたる関係者の粘り強い活動があってこそ、地域産業は安定して事業を営むことができます。
那賀川工業用水利水者協議会が設立から30年の節目を迎えたことは、単なる一団体の歩みではなく、地域の産業基盤を守り育ててきた多くの方々の努力の積み重ねであります。
私は、先代の三木俊治に続き、地元企業として協議会の会長職をお引き受けしていることの重みを、改めて真摯に受け止めています。
自社の経営に全力を尽くすことはもちろんですが、地域の皆様、自治体、商工会議所、国会議員の先生方とともに、中央各省庁への要望活動などを通じて、地域インフラの整備に貢献していくことも、当社の経営理念に通じる大切な役割であると考えています。
インフラとは、目に見えにくいところで暮らしと産業を支える基盤です。
とりわけダムは安定した工業用水の供給に欠かせず、堤防などの治水施設は洪水を防ぎ、地域の生命と財産を守る重要な役割を担っています。
気候変動により想定を超える豪雨が各地で発生する中、治水・利水の両面から流域全体を考える重要性は、これまで以上に高まっています。
今回の那賀町との連携協定は、上流の森林資源や自然環境を守る取り組みと、下流の産業活動を持続可能な形でつなぐ新たな一歩であります。
水資源を利用する企業として、単に水を使うだけでなく、その源を守り、地域の未来に責任を果たす姿勢が求められています。当社が掲げる
「自然との調和」や、社会課題の解決に資する機能材事業のあり方とも深く重なるものと受け止めています。
阿波製紙は、紙の可能性を追求し、機能材を通じて水、エネルギー、環境といった社会基盤に関わる課題解決に貢献する会社でありたいと考えています。
そのためにも、工場の中だけで完結する経営ではなく、地域、流域、そして社会全体との関係性を大切にしながら、企業としての責任を果たしてまいります。
30年にわたり協議会の活動を支えてこられた関係各位に、心より敬意と感謝を申し上げます。
これからも「飲水思源」の心を忘れず、那賀川の恵みを次の世代へつなぎ、地域産業の発展と持続可能な社会の実現に向けて、一歩一歩、誠実に取り組んでまいります。
引き続き、皆様のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
■コラム■
日々の変化の中に、次の一歩を探して ――身近な気づきから考える、新規事業・新規商品開拓の現在地――
東京営業部 マネージャー 伊月 義則
最近、街を歩いていると、ハイブリッド自動車や電気自動車などの電動車を
見かける機会が増えたように感じます。
加えて、猛暑や電気代の上昇、静かな住環境への関心など、私たちの暮らしの中でも「熱」「エネルギー」「快適性」に関する話題が、以前にも増して
身近になってきました。
一見すると日常の小さな変化ですが、こうした変化の中にこそ、当社の技術を活かせるヒントが隠れているのではないかと感じています。
【市場環境の変化と、営業現場で感じる課題】
現在、国内市場では「モノ余り」による競争が続く一方で、円安や国際情勢の不安定化を背景に、原材料・エネルギーコストの上昇も大きな課題となっています。
従来通りの商品を、従来通りのお客様へ提案するだけでは、新しい成長につながりにくい時代になってきました。
だからこそ東京営業部では、社会や産業の変化を丁寧に見つめ直し、当社の
機能紙・新素材・複合化技術が新たに活かせる場面を探しています。
特に、「2050年カーボンニュートラル」や「グリーンイノベーション(GX)」の流れは、当社技術を社会へ広げていく一つの機会でもあります。省エネ、モビリティ、電池、快適空間といった分野では、熱対策や安全性、静粛性など、素材に求められる役割がますます高まっています。
【当社技術が活きる三つの切り口】
こうした変化を受け、現在私たちが特に注目しているのが、
(1)省エネ・モビリティ対応の熱対策提案
(2)リチウムイオン電池をはじめとするバッテリー熱対策材
(3)快適空間の創出に向けた表面被覆吸音材 の三つです。
いずれも、単に材料を販売するというより、お客様が抱える課題に対して、当社ならではの素材技術でどのように貢献できるかを考える取り組みです。
【お客様の困りごとから考えるマーケティングへ】
新規テーマ探索では、自動車、電気・電子、エネルギー、産業機械などの業界で、どのような課題が生まれているのかを把握することを大切にしています。
たとえば「軽量化」「熱管理」「静粛性向上」といった課題は、業界を越えて共通するテーマです。
こうした困りごとに対して、当社技術がどのように役立てるのかを整理することで、初めてお会いするお客様にも分かりやすい提案につなげることができます。
また、これまで接点の少なかった異業種・新市場へのアプローチにも力を
入れています。
展示会や技術交流の場を活用し、自動車関連分野や先端技術分野の動きを能動的にインプットしながら、単なる商品紹介にとどまらない、課題解決型の
マーケティングへと活動の幅を広げています。
さらに、既存のお客様や商社、過去に名刺交換をした方々とのつながりも、
重要な財産です。
GX推進や国産回帰の流れの中で、以前は提案機会が少なかったお客様にも、今であれば改めてお役に立てる可能性があります。
社内外のネットワークを見直しながら、より確度の高い新規開拓へつなげていきたいと考えています。
【変化を機会に変え、次の柱づくりへ】
市場環境は決して楽ではありません。しかし、社会の変化やお客様の課題を
丁寧に見ていくと、その中には当社らしい技術提案につながる芽が数多くあります。
東京営業部としても、日々の営業活動で得られる気づきや社内外のネットワークを活かしながら、未開拓のお客様へ当社ならではのソリューションを届け、次の柱となる新規事業・新規商品の創出につなげていきたいと考えています。
【オートモーティブワールド[秋]2026 出展のご案内】
なお、当社では2026年9月9日(水)から11日(金)まで、幕張メッセ ホール1~3で開催される「第5回 オートモーティブワールド[秋]-
クルマの先端技術展-」への出展を計画しています。会期時間は各日10:00~17:00、当社ブースはホール1「A2-29」を予定しており、車載向け断熱材および表面被覆吸音材を中心に、電動車・次世代モビリティ分野における熱対策、安全性向上、静粛性向上への貢献を分かりやすくご紹介する予定です。
ブースでは、材料そのものの特長だけでなく、「どの部位で、どのように使われるか」が直感的に伝わる展示を目指し、自動車に関わる様々なお客様との新たな商談機会の創出につなげてまいります。
社内の皆様におかれましても、関連するお客様やお取引先へのご案内など、ぜひ本展示会を新規テーマ創出の機会としてご活用いただければ幸いです。
■ 今月の二ュース ■
■ 二ュース 1 那賀川工業用水利水者協議会設立30周年記念式典
2026年7月29日(水)
那賀川工業用水利水者協議会は、設立30周年を迎え、2026年7月28日に徳島県阿南市のロイヤルガーデンホテルにて記念式典を開催いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/30.php
■ 二ュース 2 森林整備及びネイチャークレジット創出に関する連携協定調印式
2026年7月29日(水)
那賀川工業用水利水者協議会(会長:当社代表取締役社長 三木康弘)と那賀町は、2026年7月28日、「森林整備及びネイチャークレジット創出に関する連携協定」の調印式を執り行いました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_66.php



